昨年春に痛風を発症したことで、脚の痛みが約半年間続きました。これだけ身体の痛みが長引いたのは初めて。実はいまも両足指の付け根が完治しておらず、何かの拍子に軽い痛みを覚えます。
というわけで、2023年11月8日から禁酒を実施。禁酒から3カ月たったいま、身体や考え方に起きた変化を記しておきます。
体重
禁酒から3日ほどではっきりと体重が減りました。その後も減り続け、55kg台だった体重がいまは53kg台に。脂肪の減少に加えて、食事の量自体が減ったのも大きいと考えています。
昨年末、久しぶりにFit Boxing 2を起動。体重計の出した数値を記録すると、初めて「やせ気味」に分類されました。
これまで夕食時には、700ml以上は必ず発泡酒(外食時はビール)を飲んでいました。正直、食事というよりお酒を楽しんでいた感が強く、そのつまみとして食べる量が多かったのだと思います。
現在は発泡酒をやめて、ノンアルコールテイスト飲料を350mlのみ飲んでいます。すると、おかずが一品減るなど、食事の量が明らかに減りました、それが明らかに体重減の要因です。ちなみに禁酒前から朝・昼の食事は基本的なし。
時間
食事にかかる時間も半分くらいに減りました。だらだら飲みながら食べるのと違い、さっと食べてさっと片付けています。そのぶん、食事と一緒に見ていたアニメの消化量が減ってしまいましたが……食事の後(つまり飲んだ後)、ついうとうとして寝てしまうこともなくなりました。
夕食後に仕事が入っても対処できるようになりました。これまでも無理矢理やっていたのですが、いかんせんアルコールが入っていたため内容が良くなく、やり直しもあり効率が悪かったですね。そもそもミスする可能性を考えると、やるべきではなかったと思います。
さらに飲みに行くことがほぼなくなったこともあり、平日夜や土日祝日に一人でいることが増えました。そのぶん有効に時間が使えるようになったわけです。もっともその増えた時間の多くを、昨年はスプラトゥーン3とペルソナ5 ロイヤルに費やしていたのですが……
お金
毎日の晩酌をノンアルコールテイスト飲料にしたことで、日々の飲み代が減りました。本数も平均3本から1〜2本に下がっています。
発泡酒とノンアルコールテイスト飲料の金額を比較してみました。
■購入時の支出
旧)アサヒスタイルフリー 500ml×24本= 3,863円(153円/1本)
現)Amazon ビアテイスト 350ml×24本= 2,090円(87円/本)
■1日あたりの支出
旧)3本/日= 459円
現)2本/日= 174円
■1カ月あたりの支出
旧)459円×30= 13,770円
現)174円×30= 5,220円
→差額:8,550円
■1年あたりの支出
旧)13,770円×12=165,240円
現)5,220円×12=62,640円
→差額:102,600円
加えて前述の通り、毎食のおかずが少なくなっています。
もちろん飲みに行くことは基本的になくなりました。1回あたりだいたい 4,000円〜8,000円は使っていたので、それがほぼゼロになったわけです。というわけで、この3カ月間の収支はあきらかに上向きに。
ちなみに外食に行きたい気持ちがめっきり減っています。もともと自炊派でしたが、外食を食べに行くこと自体は好きでした。現在その気持ちが薄れているのは、食事がしたいというより、正直なところやはり酒が飲みたかったのだと思います。
そしてお金というくくりでは、将来的に医療費が一番のコストカットになるのを期待しています。
2008年にたばこをやめたときにも感じたのですが、こうしてみると、依存性の高い消費で世の中の経済がそれなりに回っているようです。それが悪いことだとは決めつけたくありませんが、私はその輪からひとつ離れたのだと感じています。引き続き他の依存症ビジネス(ゲームとか)にどっぷり浸かっていますが。
仕事
禁酒して以来、朝から頭がすっきりしているような気がしています。そのため最近は、企画書など頭を使う仕事や、一人で進められる仕事を午前中に済ませるようになりました。
また、以前は夕方になると、仕事が終わらないことに無意識にイライラしていたのだと思います。周りが暗くなると条件反射的に、酒を飲んで開放感に浸りたかったのでしょう。私に限らず、一般的に仕事は他者に合わせるものなので仕方がないのですが、日々のストレスになっていたと想像します。
「早く飲みたい」という気分がなくなったことで、いまは待つことがそれほど苦痛ではありません。仕事終了が遅くなると、スーパーの惣菜が安くなるメリットもありますし。
まとめ
禁酒を始めた当初は、実験的に飲まない期間をある程度設けることで、「飲酒量が減るきっかけになれば」程度の感覚でいました。いまもそうですが、完全に断酒するつもりはありません。
とはいうものの、いったん飲んでしまうとまた元の飲酒量に戻るのでは? との恐れからいまも禁酒が続いています。忘年会・新年会も飲まずに乗り切りました(あと2回ありますが)。
禁酒にはメリットだけではなくデメリットも感じています。その辺は整理していずれまとめたいです。
私が禁酒するに当たって一番読んだ本がこれです。