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3カ月禁酒して感じたこと(デメリット編)

昨年10月8日から現在まで禁酒を続けられています。その影響で起きた良い変化を、前回のエントリーで紹介しました。

今回は禁酒をして出くわした困った経験についてです。デメリットというほどではありませんが、個人的に軽い苦しみ・悲しみを引き起こした事象の紹介です。

前回の体重の話と関わるのですが、顔全体の肉付きが減り、特にアゴ周りが小さくなりました。アゴがとがって頬がこけ気味となり、ほうれい線も以前より目立つように。目元をはじめ全体的に以前より剣呑な雰囲気へ。そもそも50歳を越えているわけで、これまで顔の肉でごまかしていた年齢が露見した感じです。なるほど、人の顔は皮のたるみが発現したときに老けたと認識されるわけだ。

その代わりなのか、圧倒的に顔色が良くなりました。おそらく肝臓の再生が進んでいるのかと思います。肌のくすみがなくなり、「俺はこんなに色白だったのか」と驚くほどに(昨年夏に外出しなかったこともありますが)。脂によるテカリもなくなりました。

飲み会

禁酒に挑戦してみたのは「コロナ禍で忘年会・新年会という文化が消滅したのだろう」との認識からでした。が、その予断は大ハズレ。以前ほどではありませんが、仕事がらみの忘年会・新年会が(現在も)週1〜回くらいのペースで続きます。

こうした場だけ飲酒を解禁することも考えたのですが、一度飲んでしまうと、そのままずるずると元の酒量に戻ってしまう予感が強くあります。なので失礼を承知で、一滴も飲まないことを宣言。以前の酒量を知っている方々には、かなり驚かれましたね。

飲まない飲み会に参加して思ったのは……相手をしてくれた方々、本当にすみませんでした。周りのノリについて行けず、面白いことがまったく話せませんでした。相づちのタイミングとかも変だったと思います。飲み会で飲まないとは、こうも大変なことだったのか。

「飲まないけど飲み会は好き」という人を多数知っていますし、何度も同席いただいて過ごしています。改めて「酔っ払いのノリに良くついて行けるな」と、尊敬の念を深めた次第です。こちらのしょうもない話題や笑いを無理矢理押しつけていたのかと。すみませんでした。

というわけで、飲まずに飲み会を楽しめるようになるには、酔っ払いに合わせる覚悟とそれ相応のコミュニケーションスキルが必要だと感じました。またひとつ課題ができてしまった。

それ以前に、飲まないことを許してもらえる環境で良かったです。私が属している組織や業界の雰囲気もあるのでしょうか、飲酒を取り巻く環境が変わっていることを身をもって実感できました。

食事

メリット編の方にも書きましたが、禁酒したことで食事の量が減りました。世の中に食前酒が存在する通り、酒は食欲を進めるもの。私も酒の力で必要以上に食事をしていたのだと思います。同時に、食そのものへの興味が減ったことに悲しみを覚えています。

酒は食を引き立てるもので、一般的に知られるところでは、魚に日本酒、揚げ物にビール、ステーキに赤ワインといった例があります。さらに食の歴史においても重要な役割を果たしてきました。そういった酒にまつわる習慣や文化から遠ざかるのが、ちょっと寂しい。

とはいえ、料理そのものを楽しむことは酒なしでも可能なはず。続けて精進したいと思います。

あと禁酒したことで、米や小麦などで作られた、いわゆる主食がおいしく感じられるようになりました。ずっと続けているご当地麺類を食べに行く旅行が、さらに楽しくなることを祈っています。

ノンアルコールビアテイスト飲料

禁酒できたのはこれがあったからだと断言してよいでしょう。禁酒中ではあるものの、夕食時にノンアルコールビアテイスト飲料を飲むようになりました。いろいろ試しましたが、最終的にはAmazon.co.jp専売の「ビアテイスト」という製品を取り寄せています。アルコール含有量0.00%、香料など添加物なしで1本87円。少しだけ不自然な苦みは感じますが、無理矢理重いビールらしい苦みを作っている大手酒造メーカーの製品に比べると、あっさり薄味で好みです。

ノンアルに頼る習慣を残していると、何かの拍子に本物にシフトする可能性があるため危険に感じています。また、特に都市部での外食だと、ノンアルがおいていない店にも出くわします。

結局、新たな依存先が取って代わっただけかも。そう考えると悲しいですね。

あと、自宅で飲むことがなかったコーヒーを大量に摂取するようになりました。主に仕事中ですが、これも新たな依存先のひとつなのでしょうか。

とはいえ、最近はノンアルなしでの食事が平気になりつつあります。依存していたのはアルコールではなく、実は発泡水とホップだったのは? とも感じています。

まとめ

以上、禁酒で起きた新しい変化のうち、問題に感じた点を挙げてみました。

実は禁酒した当初、強い飲酒欲求や禁断症状は起きませんでした。主に「ビアテイスト」のおかげでしょう。もしそういうものがない時代だったとしたら、私の禁酒はもっと苦しかったに違いありません。また、それまで飲んでいたのがノンアルで代用の効く、ビールや発泡酒だったのもラッキーでした。これが日本酒や焼酎などだったら厳しかったかもしれません。

私が禁酒するに当たって一番読んだ本がこれです。

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