マイニンテンドーストアの第1回目の抽選で当選したNintendo Switch 2。6月5日に入手してから出張で3回、個人旅行で2回、外に持ち出しました。そのとき感じた印象などをここに記しておきます。
大きさ・重量
到着前に心配していたのが、これまでSwitch 1を収めていたバッグにSwitch 2が入るかどうか。それも一緒に買った純正ケース込みで。
結論としては、自分が愛用するローリングケース、バックパック、ボディバッグのいずれでも、今までと同じ場所に入りました。仕切り位置の再考や、場合によってはバッグそのものの買い換えを考えていただけにありがたかったです。もちろんこれは私の場合であり、Swtich 1をきつきつのスペースに入れていた方は、再考が必要かもしれません。
手に持ったときの大きさ・重さはどうか。常用していた有機ELモデル(HEG-001)と比べると、Swtich 2は幅が30mm、質量が114g増えています。
そのためか確かに重みを感じますが、そもそもSwitch 1が携帯ゲーム機として重すぎると感じていて、携帯モードではなるべく持ち上げず、太ももの上に載せて使っていました。
いまのところSwtich 2でも同じスタイルをとっているので、特に重さが気になることはありません。横幅も30mm増えていますが、この程度なら、LCCでも隣の人の邪魔になることはないでしょう(小柄な私の場合は、ですが)。薄さをキープしているのも良いですね。
Switch 1を持ち上げず太ももの上に載せていたのは、重量の他にも理由があります。それは自分が老眼だから。目に画面が近いと見えづらいのです。そういう意味では、画面サイズが7.9インチにアップしたのはうれしい進化でした。若干見づらかった細かい文字がとても見やすくて感動。このメリットと比べれば、多少の質量増など気になりません。洋ゲーの小さなフォントも見やすくなり、「出先だからあきらめよう」といったタイトルが少なくなると予想されます。

発熱
太ももの上に載せて使うとなると、Switch 1から上昇したといわれる、使用中の温度が問題になります。
結論としては、発熱を強く感じたことはまだありません。また、周りに気を遣うほどファンの音が大きくなることもない。
もっとも、移動中プレイしているのが低解像度の2Dゲーム、ヴァンパイアサバイバーズなので、あまり参考にならないかもしれませんが。
バッテリー
間違いなく、有機ELモデルより減りが早くなった印象。
とはいえプレイするのが新幹線、または飛行機での移動中なので、前者が約2〜3時間、後者が約1〜2時間といったところ。飛行機の場合は空港での待ち時間(1時間くらい)と空港から街中へのバス移動(1〜2時間)を加えて、およそ計3〜4時間といったところになります。どちらもWi-Fiは切っています。
そのためか、バッテリー警告が出ることはいまのところほぼありません。
Switch 2を入手して、いまのところ1番移動が長かったのが羽田〜旭川便。バス移動を含めて、残り32%までいったのが記録です。もっともこのときもヴァンパイアサバイバーズしかやってなく、高度な3Dゲームなどの場合どうなるかはわかりません。
Bluetoothイヤフォン
有機ELモデルと同じく、AirPod 4に問題なくつながります。目立つ遅延や瞬断も感じられません。疑似サラウンドが強化されているようですが、ヴァンバイアサバイバーズではよく分かりません。
ちなみに飛行機の中では機内モードにするため、Bluetoothイヤフォンを使っていません。音なしでヴァンバイアサバイバーズをやっています。旅先で使うための有線のイヤフォンも用意しているのですが、面倒でほぼ持ち出していません。
ホテルで
ビジネスホテルには机とイスがあるので、もっぱらテーブルモードで活用。Switch 1より画面が大きくなり、ゲームがやりやすくなりました。有機ELモデルに続いて、折りたたみ式のスタンドも使いやすい。
良アップデートと感じたのは、本体上部にもUSB Type-C端子がついたこと。

AC電源に繋ぎながらテーブルモードをプレイできるので、翌日に備えて充電の時間をとる必要がなくなりました。就寝中に別の機器とコンセントやUSB充電器の口を奪いあうことがなくなり、持ち物全体の充電管理が楽になっています。
さらにお伝えしたいのが音の良さ。有機ELモデルでも進化を感じましたが、さらに解像度が高いくっきりした音になり、FitBoxing 3でリズムがとりづらいと感じることは、ほぼなくなりました。疑似サラウンド的な広がりも自然になっています。
相変わらず全体の音圧が低く、とりわけ低音は弱いのですが、隣室への音漏れが気になるホテル室内ということで、これくらいがベストと感じます。
パフォーマンス
携帯モードおよびテーブルモードで感じるパフォーマンスの向上具合ですが、すみません、やっぱりヴァンパイアサバイバーズに限定したレビューになります。
まず、描画がくっきりしました。もともと解像度が低いヴァンパイアサバイバーズだけに、パネルがフルHDになった意味はないと決めつけていましたが、丸出しだったドットがさらにくっきりします。それにより、「ああこういうかたちの敵だったんだ」と、キャラクターの形状を再認識することしきりです。ドット丸出しなのは変わりません。
さらに改善したと感じるのは、終盤の処理落ちです。完全に60fpsのまま、とは言いがたいものの、Switch 1より断然なめらかでスムーズ。大量の敵が押し寄せる終盤はこのゲームの醍醐味の1つですが、以前はカクつきがひどく、何がどうなっているのか分からないくらいでした(まあ定位置にいて何も操作しないのですが)。いまは敵の数がいくら多かろうとも、処理落ちがほとんど感じられません。
まとめ
自分にとっての携帯ゲーム機としてのバランスが良く、特に絶妙なサイズ・重量感をキープしたまま、有機ELモデルより老眼のストレスがないことを評価したいです。画面が見やすくなったことに加え、処理能力やサウンドも向上したことで、「出先だからこのタイトルを」「さすがにこれは家に帰ってから」といった、いまいる場所でタイトルを使い分けることがなくなりそう。もっともいまは、ひたすらヴァンパイアサバイバーズをやってますが……。
ただしプロコンと高速回線が必要なゲーム、例えば「スプラトゥーン3」をホテルや移動中にやることはないでしょう。リゾートに長逗留するようなことになれば考えますが、あり得ないことと思います。
結論としては「買って良かった」につきます。出張・旅行族の皆様の参考になれば幸いです。
ちなみにヴァンパイアサバイバーズですが、音がなくてもプレイに支障はありませんし、ボタン操作もほぼないということで、移動時にプレイするアクションゲームにすこぶる適していると感じます。ほかのゲームもやりたいのですが、DLCが終わらない…… また移動のときに限定で再開するつもりです。
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