旭川市に2泊する必要があり、そのとき食べたのが「みそぱん」です。北海道のご当地パンのようで、ローソンに売っていました。
味噌パンは松本市や沼田市のご当地パンとして有名ですが、北海道にもあったのですね。当方、初めて味噌パンを食します。
購入したのは網走市の古川製菓が手がけたもの。それほど大きくないパッケージに4枚入っていました。手に取るとずしりと重く、中まで詰まっている様が想像されます。


食べてみるとパンというより、和洋折衷の焼き菓子といった感じです。赤味噌の風味と甘塩っぱい味わい、そして歯触りもがちっと重め。
食べ始めた頃は塩っぽさと食感の重さに違和感を覚えていまひとつ食欲がわきませんでしたが、一緒に買った暖かいほうじ茶とのマッチングの良さに気づいてからはもうやみつきに。
といっても4枚すべてを一気に食べられない。恐ろしく中身が詰まっています。
3枚目は新千歳空港の展望台でいただきました。

帰宅後、残ったみそぱんを電子レンジで暖めると、堅さがやわらぎ食べやすくなりました。それでもパンらしさはなく、ずっしりとした焼き菓子を食べているようです。それだけに腹持ちも良く、この日は晩ご飯をあきらめたくらい。
どうして味噌パンの食感がパンらしくないのかというと、味噌に含まれるこうじの酵母にパンの生地の密度を高める働きがあるそうで、それにより一般的なパンと異なる食感が生まれているとのこと。
もともと味噌パンは洋食が普及するにつれ複数の地域で同時発生したとみられ、発祥の地が特定されていない状況。それでも有名な(というより存続している)生産地・企業はあり、いずれはメジャーな味噌パンを食べに行く旅にも出てみたいと思いました。
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