久里浜花火大会2026に向かう前、昼食がてらJR横須賀駅で降りてみました。
目的は、横須賀市内およびその周辺のご当地パン「ポテチパン」を体験するため。
「ポテチパン」とは、具にポテトチップスを使用した惣菜パンのことです。ポテトチップスだけが具になっている例はまれで、多くはコッペパンなどに、くだいたポテトチップスを混ぜたコールスローサラダがはさまれて提供されています。
横須賀のグルメといえば「海軍カレー」と「ネイビーバーガー」があまりにも有名です。それらが観光産業の1つとして発展した一方で、「ポテチパン」は地元民に愛されつつ、地道に現代まで生き残ったご当地パンなのでしょう。その歴史的背景に惹かれます。
今回「ポテチパン」を購入したのは、汐入駅〜横須賀中央駅付近にわたる3カ所のお店。いずれも歴史のある個人店です。
3店舗を徒歩で回ったあと、うみかぜ公園のベンチに座り、猿島を眺めながらいただきました。たまにはこういうのもいいですね(暑かったけど)。

1軒目:ぱんプキン
汐入駅のすぐそば、若干寂しげな商店街の一角にあるのがこのお店、「ぱんプキン」です。

「海軍カレーパン」が有名な店なのですが、ここはもちろん「ポテチパン」を購入しました。
価格は216円。 「ウソでしょ!」と思わず口にしそうになりましたが、まあメインの具がくだいたポテトチップスとキャベツですし……。

外はいわゆるコッペパンです。ぐるぐる巻いてあるラップごとパンを手に持つと……ぐにゃっと柔らかくてちょっとしっとりしています。ほおばると「うん、これは懐かしい食感」。ちょっと甘みも感じます。
具のコールスローはシンプルであっさり系。すっぱさ、甘さともに控えめで、シャキシャキしたキャベツもいい感じ。そこにのり塩味のポテチがざくっと入っています。

ふわっとしたコールスローサラダに、軽く塩味の効いたポテチの取り合わせ。生まれて初めて食べた「ポテチパン」だったのですが、なるほど、ご当地パンらしい独自性の中に、どこか懐かしい味や食感を覚えます。
2軒目:ヨコスカベーカリー
汐入駅からドブ板通りを通り抜け、徒歩で横須賀中央駅へ。ペデストリアンデッキを降りたところにあるのが、老舗の「ヨコスカベーカリー」です。

横浜グルメの1つ、「ソフトフランスパン」の元祖のお店なのだとか。ここの「ポテチパン」のパンも、ソフトフランスパンを使用しているのでしょうか。価格は420円でした。
透明ケースに入っていて、ちょっと近代的な見た目。パンには打ち粉がまぶしてあり、少しだけ外皮に歯ごたえがあります。

そして、コールスローサラダにはコーンが。胡椒も入っているようで、全体的に洋食感が強く感じられました。

ぱんプキンの「ポテチパン」とはかなり異なる味わいで、間食に軽く食べるものでなく、食事としてしっかり食べたい「ポテチパン」でした。
3軒目:中井パン店
「ポテチパン」の元祖と目されるのがこのお店。店内に入ってパンを選ぶのではなく、路面のカウンターで注文して受け取る方式です。パン屋としては珍しいスタイルですね。「ポテチパン」以外にも多種多様なパンがありました。

ここの「ポテチパン」はというと、コールスローサラダを半月状のパンに包んだ不思議な見た目。どちらかというと、インド料理屋チェーンが出しているナンロールに近い形態です(ナンではなくパンですが)。

そのせいか3品の中でも食べやすさは抜群で、しかも安い。価格は216円です。1軒目のぱんプキンもそうですが、具がキャベツとポテトチップスとはいえ、安すぎはしませんか。
具のコールスローサラダ&ポテチですが、ここのは濃いめの味付けで、自分にはちょっと塩辛く感じました。もっとも、これくらいパンチがあった方が、一般的な惣菜パンとして好まれることでしょう。他の2品の「ポテチパン」には入っていないニンジンが鮮やかです。

まとめ
というわけで、海を見ながら3種類の「ポテチパン」を食したのですが、個人的にリピートしたく思ったのは「ぱんプキン」のポテチパンでしょうか。具に素朴な手作り感があり、いまどき珍しい柔らかなコッペパンと、すっきりしたコールスローサラダの組み合わせが自分の好みにフィットしました。
パンにポテトチップスを挟むという意外性もさることながら、今回はどちらかといえば、「コールスローサラダ自体の味」と「コールスローサラダとパンの馴染みの良さ」が印象に残りました。
どこか昭和な懐かしさを覚えたのは、やはりコールスローサラダのせいでしょう。大人になってほぼ食べる機会がなかったコールスローサラダ、こんなにもおいしいものだとは。
以前AIに調べてもらったところ、コールスローサラダを使ったパンやサンドがまだ全国に点在しているとのこと。それらも含め、これからも旅先でご当地パンとの出会いを楽しみたいです。

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