自室にお迎えして以来、ほぼ毎日弾いているカシオの電子ピアノ「PX-S1100」。鍵盤のタッチ、音質、見た目など、自分的には大満足の製品です。
今回はPX-S1100に付属していたワイヤレスMIDI & AUDIOアダプター「WU-BT10」を紹介します。
WU-BT10は、カシオの電子ピアノをスマホやPCにBluetoothで接続するための純正アクセサリー。PX-S1100の前モデル「PX-S1000」では別売りでしたが、PX-S1100からは本体に付属するようになりました。
小さくて無くしそうなので、私はPX-S1100につけっぱなしにしています。つければ自動的に電波を出します。
扱えるデータはオーディオまたはMIDI。私が主に使っているのはオーディオで、Androidスマホ(Pixel 4)からはこんなふうに見えます。
オーディオでなくMIDIの方は、「Chordana Play for Piano」というカシオ純正アプリで接続します。
このアプリがあれば音色、タッチレスポンス、トランスポーズ、オクターブシフト、チューニングなどの設定がアプリから行えるようになります。これらは本体だけでもできますが、「何かを押しながら鍵盤のどこかを押す」という、説明書をみないとまずわからない操作を強いられることもあり、このアプリがあればそれがかなり使いやすくなります。
オーディオの方はどうかというと、Bluetoothで接続したスマホ(あるいはPC)の音をPX-S1100のスピーカーから鳴らせます。鍵盤を弾くと同時にその音も出ます。つまりスマホ(あるいはPC)の音にあわせてセッションができるわけです。ただし私がそういう楽しみができるレベルに達するのはまだ先でしょう。
そう思っていたのですが、実際に毎日利用しているのはオーディオの方。以前はMIDIで接続してアプリのメトロノームに合わせて練習をしていたのですが、いまはスマホアプリ「Loopz」に合わせて弾くのが日課になっています。
当初は接続せずスマホからLoopzの音を流していたのですが、WU-BT10を使ってPX-S1100に入力すれば、Loopzの音とPX-S1100の音がヘッドフォンからミックスされて出ます。音の大きさを気にせず、ノリノリで練習しています。
メトロノームは味気ないので、ハードウェアのリズムボックスを買おうかなと思っていましたが、いい時代になったものです。とはいえ、リズムボックスは単体での面白さもあるので、いずれ物色してみたいと思います。