テレワークに移行してから始めたことのひとつに、自炊があります。
これまでにも簡単な調理はしていましたが、冷凍食品やレトルト食品を使用する割合が多く、レシピもほぼ自己流。どちらかというと外食を基本とする食生活を送ってきました。それがコロナ禍で外食に頼れなくなり、いよいよ自炊に本腰を入れることに。
とりあえず始めたのが数多あるレシピサイトの研究。その結果、サイトをひとつに絞り、そこのメニューをとにかくレシピ通りに再現することで基本を学ぼうと考えました。
選んだサイトは「味の素パーク」。名称から分かる通り、味の素株式会社が運営しています。要するに、自社製品の販促を目的とするサイト。もちろん利用は無料です。
と聞くとなんとなくダメなサイトに思えるかもしれませんが、味の素のような巨大ブランドになると、何気に次の3大ジャンルを自社商品で牛耳っているから驚きます。
○和食→「ほんだし」
○洋食→「味の素KKコンソメ」
○中華→「味の素KK中華あじ」or「丸鶏がらスープ」
つまり味の素というブランドは、たいていの料理をカバーする調味料をラインナップしているのです。それらを宣伝するために味の素パークが日々運営されており、そんな味の素パークのおかげで、毎日飽きない多彩なレシピを楽しめるというわけ。もちろん味の素ブランドが持っていない味噌や醤油などを使ったレシピもあります。
ただし、味の素パークのレシピを再現する=出汁はすべて「ほんだし」などの既製品となります。出汁から作るレベルの料理好きの方には噴飯物のサイトといえるでしょう。個人的には問題ありません。
サイトの利用方法は簡単。基本的なレシピの探し方は、
○食材や料理名を検索する
○「閲覧履歴」から探す
○「保存一覧」から探す
の3種類になります。レシピをサイトに保存する機能があり、保存しておけばPC、スマホを問わず閲覧できて便利です。
その他、このサイトは会員が投稿するタイプではなく、すべてのレシピについて一応プロが編集時に確認しています(多分)。そのためレシピに記載された分量や重さなどへの安心感がしっかりあります。レシピ通りに作ることで、自分よがりではない基準ができあがりつつあると感じていますし、自分流のアレンジを加えるにしても基準があるため失敗は少ないと思います。
最近作って美味しかったのはこれ。「小松菜と厚揚げの炒め煮」。
厚揚げや豆腐など、地味な食材の和食レシピが多いのも個人的に嬉しい点です。「ほんだし」をプロモーションするためだと思いますが……
とはいえ企業サイトということで、どちらかというと無難なメニューが目につくのも確か。ある程度ここで研鑽を積んだら、別のサイトなり書籍なりで幅を広げるつもりです。