東銀座に行く用事があったので前から気になっていた「歌舞伎そば」で食事をとりました。
株式会社歌舞伎座のWebサイトに公式ページが掲載されているこのお店。ロケーションは歌舞伎座の真裏になります。歌舞伎座の移転前は歌舞伎座の中にあったとか。
小さい間口ですが老舗感があります。
券売機&カウンター7席。冷水はセルフ。規模的にはよくある立ち食いそばですが、店内の雰囲気に安っぽいところがありません。さすが歌舞伎座。券売機で購入したメニュー券を渡して待ちます。
着席すると自席につけ汁入りのそば猪口が用意されていました。すでに刻みネギが入っています。珍しい流れ。
頼んだのはもりかき揚げ(490円)。5つに分かれているかき揚げが珍しい。綺麗な色です。
このかき揚げがうまい。香ばしくてカリッと揚がった苦味・えぐみのない味。中の玉ねぎもいい感じです。玉ねぎが苦手な私でもおいしく感じたのでこれは本物。
しかしこのかき揚げ、硬いのです。油断すると口の中を切りそうなほど硬い。
どうしたものかと考えていると「そば猪口に入れて柔らかくするのでは?」と気づく。なるほど、5つに分割されている意味がわかりました。かき揚げひとつがそば猪口にちょうど入る大きさ。入れるとつけ汁に油がのってコクが出るのも新しい感覚。
そばは茹で上げ。コシが強くほおばりがいがあるタイプ。
カウンターにそば湯が入った湯桶が置いてありました。これは隣の人と共用で使用します。この安さでそば湯がいただけるとは。そば湯自体は軽目のタイプでした。
雰囲気も含め、ここでないと味わえない食事体験ができるお店です。かき揚げが美味しかったので、次来たらかけでお願いする予定。