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和菓子みたい?な甘いつゆ…「駅そば 大船軒 藤沢そば店」

年に数回仕事で藤沢に泊まる用事があります(藤沢というより江ノ島ですが)。そのたびに立ち寄りたくも実現できていなかった店が、JR藤沢駅構内の「大船軒 藤沢そば店」です。

藤沢駅の大船軒といえば弁当屋のイメージが強いのですが、そちらは改札外の店。そばの店はホームにあります。藤沢に行くときはいつもJRではなく小田急だったこともあり、これまで利用する機会がありませんでした。

今回こそはそばを食べるべくJRで。仕事を中断しての金曜夜の移動です。覚悟はしていましたが、JR東海道線は車内もホームも激混みでした。

帰宅客でごった返すホームをそろそろと移動し、目当ての「大船軒 藤沢そば店」を発見。階段の下に設けられた小さな店です。5名ほどで肩寄せ合う広さ。ホームに人が多すぎて外観の写真が撮れなかった……

注文したのはかき揚げそば。

ベーシックな見た目ですが……ん? ものすごくつゆが甘い。醤油の味も効いていますが、みりん的な甘みが強くて独特な味わいになっています。その後味からは、餅系の和菓子の甘さすら連想してしまいました。

とはいえ変な感じではなく、どちらかというと好みの甘さ。これはクセになりそう。毎日だと飽きるけど、月1回くらい無性に食べたくなるタイプです。

この手の店にしてはストレートで甘みを感じるしっかりしたそば。最近の駅ナカそばでよく出くわすタイプ。

大船軒は近代的な駅ナカそばチェーン「いろり庵きらく」を要するJR東日本クロスステーションの出資会社なので、そのあたりと共通のそばを使っているのでしょうか。そういえば藤沢駅の改札外にも「いろり庵きらく」がありますね。

かき揚げはつゆが染みると比較的早く解体するタイプ。バラバラに崩れますが、私は気にしないほうです。むしろばらけた方が甘いつゆが染みてうまい。

スーツを着た客がひっきりなしに入れ替わり、それを愛想の良い女性店員が次々とさばく。高度成長期から変わってないのだろうなあという昭和的光景を見ていると、なんだか暖かい気持ちになりました。このあと営業にせかされながらホテルで仕事を再開。

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