まだ脚の痛みが続く今年9月2日のこと。昼ご飯を食べに友人と真鶴へ向かうことに。目的は磯料理。有名な「うに清」におじゃましました。すべての食材が新鮮でおいしかったです。
贅沢しちまった感がすごい。
真鶴で磯料理に満足した後、せっかくなのでひとり小田原経由で箱根へと向かうことにしました。箱根に足を運ぶのは岡田美術館にいったとき以来になります。
ということでホテルを探したのですが、さすが箱根。予約できるのはいわゆる旅館ばかりで手頃なホテルがありません。あっても温泉付きの超豪華なやつ。旅館も結構な料金ですな。温泉に興味がない自分にとって、よくある素泊まりのビジネスホテルが選択肢にないのはちょっと困った事態。そんなやつが箱根に行くのが間違いといえばそうなのですが。
しかし箱根湯本で意外にもビジネスホテル然とした物件を発見しました。それが「箱根水明荘 別館ポサーダ」です。
久しぶりに来ました箱根湯本。自分も強羅より奥に箱根らしさを感じる方ですが、箱根湯本のような山と川に挟まれた町並みが好きだったりします。
秋が深まる前の早川が美しい。
箱根湯本駅から徒歩3分とにある箱根水明館。早川を渡らない駅側のホテルにしては立派な方ではないでしょうか。渡ったことないけど。
今回泊まるのはこの箱根水明館ではなく……水明館の前にあるこちらの別館ポサーダ。
入り口は和風で立派ですが、建物自体はワンルームマンションを利用したかのような、いわゆるビジネスホテルです。
安心を覚えるビジネスホテル然とした部屋の中。箱根まで来てこれかというなかれ。
おお、館内着とわらじ風スリッパがありました。こんなところは温泉街っぽい。
実はここに泊まると本館の水明館の温泉設備が使えるのです。館内着と履き物はそこに出向くときに使うのでしょう。
デスク脇には温泉まんじゅうも。これも箱根アイテム。おいしかったです。
ビジネスホテルライクな物件なので、内風呂はちゃんとあります。ユニットバスですが。
温泉に興味がない私ですが、チェックイン時、箱根町のしきたりでしっかり入湯税150円を取られました。ということで頃合いを見て、本館の温泉に出向くことにしました。
その温泉ですが、さすがに広くて立派でびっくり。しかもラッキーなことに、誰もいない状態でゆったり過ごせました。時間帯が良かったのでしょうか。人がいないだけで、温泉の大浴場ががこんなにも落ち着けるものとはね。結局館内着は着ていません。
このあたりは早川の手前とあって雑然とした町並みを想像していたのですが、夜はものすごく静かでした。外に出ても誰もいない。
その後、コンビニで飲み物と夜食をゲット。客も店員も全員外国人で、インバウンドが盛況なことを改めて実感した次第です。あと、今回のように貸し切りレベルで人と出会わないとなると、温泉の大浴場も良いものですね。