仕事で裏原宿に行く用事があり、以前から気になっていた「BASO 表参道」にうかがいました。個性的なそばを出すことで有名なお店です。
お店は1階が厨房および待合、2階が食事の場。ほぼ開店10分後くらいに到着したのに、もう列ができています。客層は若い人ばかり。食券を購入して並びます。
基本的には、いわゆるもりそばがメインの様子。一般的なそばのつけ汁とは見た目からして違う「辛つけ」を名乗るメニューが気になりまし;たが、今回はベーシックなものをということで、塩鴨のつけSOBA(1,290円)をオーダーしました。
待つこと10分くらい。そば店ということで回転は速かった。2階に向かうと席が用意されていて、すぐにそばが到着しました。
確かに太い。太いそばがとぐろを巻いているように盛り付けられています。これはインパクト大ですな。まるでうどんのよう。
さすがに十割とはいかないようですが、そば粉の香りやざらつきは感じられます。すするというより、しっかり咀嚼して食道に送り込む感覚。悪くないですね。
くっきりと醤油味の強いつゆ。出汁も強めです。そしてそばつゆとしては異例ですが、わずかにスパイスが感じられました。ガラムマサラの何かでしょうか。太いそばにあわせたであろう、キャラの濃いつゆだと思います。
見た目にもおいしそうな塩鴨肉です。ちょうど良い柔らかさと噛むほどにあふれる肉汁が素晴らしい。これまでそば屋の鴨肉に感動したことはなかったのですが、これは別格でした。いま写真を見ても、あのときの味と食感を思い出してしまいます。
新しい試みを大胆に行う姿勢に、良い刺激を受けました。個人的には、ガラムマサラのくせの強さがちょっと気になりましたが、太いそばに合わせたのでしょう。試行錯誤の結果なのかと思います。