とある1タイトルのためだけにゲーミングモニターを買った話

PC

Nintendo SwitchのTVモードの環境をアップデートしたのでご報告。

購入したのはいわゆるゲーミングモニターで、ASUSのVG258QR-J。価格は2万2,176円。確かAmazonのタイムセールで20%OFFだったような気がします。

それまではソニーBRAVIA KJ-75X8000Hでゆったり系のタイトルを、EIZO ColorEdge CS2740でスプラトゥーン3をやっていたのですが、後者の応答速度が10msなのを不安に思い、思い切ってゲーミングモニターの導入に踏み切った次第です。Xパワーが上がらないのをモニターにせいにしたわけですね。

新たに導入したVG258QR-Jは、応答速度0.5ms、リフレッシュレート165Hz、FHD解像度というゴリゴリのFPS仕様。とりわけ165Hzというスペックは、60HzのNintendo Switchには過ぎたるものといえます。ただし購入時、まともそうなブランドの品の場合、すでに60Hzは希少種になっていました。

それより注文時に気になったのがパネルの駆動方式。IPSではなくいまどきTNです。TNといえば、以前愛用していた三洋電機のWinkeyというSVGAのノートPCを思い出します。1999年頃の話ですね。IPSが主流となったいま見かけることのなくなった駆動方式……のはずですが、応答速度の速さでゲーミングモニターの世界では重宝されていたのですね。

届いたのがこの箱。さすがゲーミングモニター、派手やね。

ゲーミングモニターといっても本体は黒一色でシンプル。唯一台座に赤いラインがひいてあります。緑のNVIDIAのシールは速攻で剥がしました。

最初はColorEdge CS2740とデュアルモニターを組んで仕事にも使おうかと考えていましたが、MacBook Airの外部モニターへの出力が1モニター分しかないことを思い出して断念。いさぎよくゲーム専用のモニターとして使用することとなりました。

設置したのはColorEdge CS2740の左横、机ではなくスチールラックの上です。ゲームをするときだけ椅子を左に動かすというしつらえ。

入出力端子類。165HzはDisplayPort 1.2で出せるようです。DVI-Dを見たのは久しぶりかも。

ゲーム専用といっても、ほぼすべてのタイトルはBRAVIA+5.1ch音声でプレイするので、実質的にこいつはスプラトゥーン3専用のモニターとなります。なんともったいない。いや、これでウデマエやXパワーが上がるならもうけものじゃないですか……スプラトゥーン3のプレイは自分にとって毎日のこと、生活の一部なのですから意味はある、のか。それにいずれゲーミングPCで高度なFPSをやるときに役立つ……はず。やらないだろうなあ。

で、スプラトゥーン3をプレイしてみたところ、確かにColorEdge CS2740より残像感が減ったような気がします。特に近景の敵がなめらかに動き、敵インクのしぶきが見やすくなったような。気のせいかもしれませんが、ジャイロを高速に振ると、前方が何となく視認できなくなる感覚が減ったと感じます。

あと内蔵モードの1つ「FPS」すると暗部が明るくなり、全体的に見やすくなります。スプラトゥーン3は一般的なFPSに比べると全体的に明るく、この手の暗部を持ち上げるタイプの設定とは相性が良くないと考えていたのですが、やってみるとかなりの効果を感じました。制作側が意図した明暗比ではないのでしょうが、有機EL版のNintendo Switchのテーブルモードと比べても、それほど違和感はありません。

まあ、遠くの背景の動きがざわついていたり、突如としてfpsが落ちたりと、Nintendo Switch自体のハードの限界をごまかすまでには至っていない印象。ColorEdge CS2740でプレイするより60fpsでの駆動を感じるものの、60fpsを下回るときは逆にわかりやすくなった印象です。

また改めて感じたことですが、ColorEdge CS2740の画面サイズである27インチは、私には少し大きかったようです。VG258QR-Jの24.5インチの方がしっくりくりきています。

TN液晶ということで、さすがに視野角は狭いです。モニターを正面以外から視ると、画面全体が白っぽくなります。が、1人ゲーム用なのでまったく問題なし。それに、色再現自体は悪くありません。TN液晶が全盛だった時代と違い、バックパネルが冷陰極管ではなくLEDになったからかな。価格も安いし、IPSじゃなくてもTN液晶、全然OKですね。

というわけで不満点なしのVG258QR-J。おかげでスプラトゥーン3のウデマエやXパワーが上がったのかというと……なんとエリアの最高Xパワーを更新しました!(XP1780ですが)

しかし次のシーズンになると、結局いつもの数値(XP1400台)に落ち着きました。環境が変わり一時的に集中力が高まっていたのか、あるいはプレイ人口が少なくなり周りのレベルが上がったためなのかは不明です。視認性が良くなったことで自分のプレイングが以前より高度になっているのは感じるので(特に対面)、たまたま連敗が続いたのだと思いたい。です。

いずれにしても、もうゲーミングモニター以前のスプラ3環境には戻れません。このモニターで今後もしつこくやっていく所存です。野良で一緒になる若い人たち、すみませんがお付き合いください。

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