極私的な大阪・関西万博レポート

旅行

8月8日(金)の盛夏のさなか、大阪・関西万博へ行ってきました。抽選予約がすべて外れた状態で向かいました。もちろんソロです。

まずはゴージャスな夢洲駅にびっくり。万博が終わったらこれをどうするのだろう、というくらい立派です。この後ここにはカジノが建てられるのですね。

噂通り入場者は多かったのですが、荷物検査・入場手続きも比較的スムーズに進んでいました。(この時点では)楽天モバイルの感度もバッチリでした。

大屋根(リング)の規模と木組みの美しさに感動。

上に登ってみました。せっかくなので全周約2kmを歩いてみます。日差しを遮るものはありませんでしたが、まだ午前中ということで大丈夫でした。

大屋根の上から見ると、各パビリオンの規模や位置関係がよく分かります。

工夫を凝らしたパビリオンのデザインにも感心します。ただ、パビリオン名のフォントが少し安っぽく見えるのが気になりました。このフォントは、全パビリオンで統一されているようです。海外で見る、少しおかしな日本語の看板を思い出させます。なんとかならなかったのでしょうか。

大屋根の上には花が植えられ、時折、気持ちの良い海風が吹いていました。足場もしっかりしていて、ランニングが好きな人なら、ぐるぐる走り続けたくなるのではないでしょうか。入場に6,000円(平日)しますが、個人的にはこのスケールを体感できただけでも来て良かったと思いました。

リングから下に降りると、すでに人気のパビリオンには長蛇の列。一応日よけはあるものの、なぜか白くて光が透ける素材のようで、皆さん暑そうでした。時間ももったいないので行列に並ぶのはやめて、すぐに入れるパビリオンと、コモンズA〜D館を順に見て回りました。

なかでも時間をかけて観覧したのは、小規模な展示が集まっているコモンズA〜D館です。名前しか知らない国も多数あり、退職後に世界一周を計画している自分としては、とても楽しめました。

見たことがない民芸品や楽器が置いてあったり、日本では知られていないリゾートを紹介していたりするので、海外の文化に興味のある人や、海外旅行好きなら長時間楽しめると思います。

ただし、予算が限られていたのか、日本語の説明文が直訳調だったり、低解像度の写真を無理やり引き伸ばして掲示していたりと、簡素な展示のブースも多く見受けられました。

一方で、低予算を逆手にとり、すべて手書きで温かみのあるパネルを用意するなど、お金をかけずに工夫しているところもありました。そういったブース(国)は強く印象に残っています。

その流れで食事も海外のエスニック料理を……と探したかったのですが、抽選に漏れて大手のパビリオンには入れません。かといって、万博の外でも食べられるチェーン系の飲食店で妥協もしたくありませんでした。

結局、抽選など関係なく利用できる「アフリカンダイニングホールPANAF」に行きました。15分ほど待ったと思います。

いただいたのは「ビーフマフェ」のセット。ピーナツバターが入ったビーフシチューとのことですが、今まで体験したことがない味でおいしかったです。個人的にはパクチーはなくても良かったかな、と思いました。料金は3,900円なり。

食事といえば、大屋根の下に設置されている自販機で、何十年ぶりかにカロリーメイトの缶飲料を飲みました。この自販機、カロリーメイト以外の選択肢がポカリスエットなので、シグネチャーパビリオンに協賛している大塚製薬の提供なのでしょう。1本250円なり。

大屋根は、大きく移動するときや休憩したいときに便利です。とりあえずリングに沿って歩けば目的地の近くまで行けますし、直射日光や雨もある程度防いでくれます。座る場所も比較的多く、休息をとることができました。中央ではなく外周に、こうした人が集まるエリアを配置するセンスがとても良いと感じました。

ただ、この日は昼を過ぎると楽天モバイルがつながりにくくなり、アプリで情報を探すだけでも一苦労でした。そのため、落ち着いての休息もままなりません。これから行く人は念のため、専用のアクセスポイントに接続するためのWi-Fiアプリをインストールしておくことをおすすめします。

ということで、滞在5時間ほどで会場を後にしました。本当は夕景・夜景の時間までいたかったのですが、暑さと人の多さに心が折れてしまいました。抽選さえ当たっていたら、と残念ですが仕方ありませんね。

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