忠孝夜市にどハマりしつつも、別の夜市を探索したいということで、一中街夜市にも訪れてみました。
こちらは近隣に大学や予備校が密集する学生街のため、若者中心の夜市とのこと。確かに客層が違います。屋台も派手で明るい印象。バイクや車も走っていないし、こちらの方が一般的な夜市の雰囲気なのでしょう。
まずは有名な「天使雞排」に並んでみました。

ようやく手にしたのはチキンではなく……エリンギの唐揚げ?

メニューを指さして注文したのですが、失敗した模様です。これはこれで食感が面白く、中高年にはちょうど良かったのかもしれません。味付けは雞排と同じでスパイシーでした。これはこれで食感が面白く、中高年にはちょうど良かったのかもしれません。
ドリンクスタンドで購入したブラックティー。こういうお茶系ドリンクの品質の高さが台湾のすごいところだと思います。

味、香り、価格など、いずれも日本のペットボトル飲料が悲しくなるレベルです。
ただし3月下旬なのにパッケージがクリスマス仕様。この笑って許せるノリも好き。

一中街夜市で最も気に入ったのが、この「灶福建炒麵」というお店でした。

メニューの「福建炒麵」とは、福建省からシンガポールやマレーシアに渡った華僑が考案した「ホッケンミー」がルーツとのこと。それが台湾で改良され、比較的最近に夜市のメニューになったのだとか。
「ホッケンミー」自体はシンガポールのフードコートで「迷ったらホッケンミー」というくらい食べていて、お気に入りの麺料理の1つです。しかし現地では「福建炒麵」と「ホッケンミー」の関係性に思い至らず、完全に台湾オリジナル、もしくはその名の通り福建省の料理かと思っていました。
メニューは2種類。日本語も併記されています。まずはおすすめの「招牌海陸」(看板海陸焼きそば、135元)を頼んでみました。
調理人が鮮やかな手さばきで中華鍋を振るいます。立ち上がる炎がすごい。待っている間にこうしたパフォーマンスを見られるのも、屋台料理の面白いところですね。
紙ボックスに入っているため、ちょっとしたスナック感覚の量をイメージしていましたが、手渡された紙ボックスはでかくて重い。そして熱い。アツアツのうちに早く食べたい。
忠孝夜市と異なりここ一中街夜市の屋台に、イートインスペースはありません。
これだけの分量の食事を立ったまま食べるのは厳しいなと思いながらうろついたところ、公園というかインテリジェントビルの公開空き地のような場所を発見。そこのベンチに陣取り、ブラックティーと一緒にいただきました。

ボックスの中はこんな感じ。ぎっしり詰まっています。エビとイカに加え、豚肉も少し。メニュー名「海陸」のゆえんでしょう。


細麺でちょい固め。オイスターソースと思われるソースが香ばしく熱せられ、麵にまといついています。

まさに焼きそばといった食べ心地で、なかなかに濃い味です。といっても日本のソース焼きそばよりはあっさりしていて、上海のオイスターソースの焼きそばに近いかも、と思いました。いや、今思えばこの味は要するに「ホッケンミー」か。
一般的にイメージされる台湾のやさしい味付けと少し異なり、でもそこが個人的にハマりました。屋台で作ったアツアツを食べたこともあり、これはやみつきになるレベルといえます。
別の日、今度は同じ店の「豚肉風味」(豚肉焼きそば)をいただきました。こちらも135元です。

「招牌海陸」にも少し入っていた豚バラ肉が、こちらは麺が見えないほどにぎっしりと入っていました。もやしなど野菜も多く感じられます。高温で熱せられた豚の脂が麺に絡み、これもまたたまらない香ばしさです。
この「福建炒麵」はある意味、今回の滞在で最もおいしかった麺料理に感じました。公園のベンチではなく、ちゃんとした店内で食べたかった気もしますが、夜市ならでは体験も醍醐味の1つなのでしょう。
中国→東南アジア→台湾という変遷を経た背景を考えると、台湾在住者のうち、福建に由来のある人々にとっては意義深い料理なのかもしれません。反面、2010年代になってから台湾に逆輸入され、この紙ボックスのスタイルで一般化した経緯にも関心を覚えます。食文化について思いを巡らせるのが楽しく、それにはもっと歴史を勉強せねば、現地に行かねばと思います。
一中街夜市は若者向けの夜市だけあり、臭豆腐の屋台がない……と思ったらそれは初日に訪ねた火曜日だけで、2度目の金曜日にはしっかりと営業していました。若者も喜んで食べていますな。台湾での食事は好きなのですが、臭豆腐のあの匂い、いつになったら慣れるのだろう。
ご当地麺類
- 北海道:小樽あんかけ焼そば、豪雪うどん、にしんそば
- 青森県:黒石つゆやきそば、
津軽そば - 岩手県:じゃじゃ麺、八斗、ひっつみ、盛岡冷麺、わんこそば
- 宮城県:石巻焼きそば、温麺、麻婆焼きそば
- 秋田県:稲庭うどん、男鹿しょっつる焼きそば、横手やきそば
- 山形県:板そば、ひっぱりうどん、麦切り
- 福島県:会津カレー焼きそば、高遠そば、浪江焼きそば、檜枝岐裁ちそば、宮古そば
- 茨城県:
かけけんちん - 栃木県:出流そば、宇都宮焼きそば、
じゃがいも入りやきそば、スープ入り焼きそば、大根そば、ポテト入りやきそば、耳うどん - 群馬県:
おきりこみ、太田焼きそば、すったて、長英そば、ひもかわうどん、水沢うどん - 埼玉県:
加須うどん、春日部焼きそば、こうのす川幅うどん、肉汁うどん - 東京都:武蔵野うどん
- 神奈川県:
絹引きうどん - 新潟県:
イタリアン、へぎそば - 富山県:大門そうめん、
氷見うどん - 福井県:越前おろしそば
- 山梨県:
ほうとう、吉田のうどん - 長野県:
あんかけ焼きそば、おしぼりうどん、くるみそば、凍りそば、すんきそば、とうじそば、戸隠そば、富倉そば、馬肉うどん、ひんのべ、ローメン - 岐阜県:香露うどん
- 静岡県:
富士宮やきそば - 愛知県:
あんかけスパゲティ、芋川うどん、カレーうどん、きしめん、重箱うどん、味噌煮込みうどん - 三重県:
伊勢うどん - 滋賀県:
伊吹そば、近江ちゃんぽん、すやき、のっぺいうどん、焼き鯖そうめん - 京都府:一本うどん、鬼そば、
キーシマ、にしんそば、宮津カレー焼きそば - 大阪府:
うどんすき、おじやうどん、かすうどん、ささめうどん - 兵庫県:出石皿そば、えきそば、ぼっかけうどん、もちむぎめん
- 島根県:出雲そば
- 岡山県:
倉敷ぶっかけうどん、児島たこしお焼そば、しのうどん、津山ホルモンうどん、備中高梁インディアントマト焼そば、ひるぜん焼きそば - 山口県:瓦そば
- 徳島県:たらいうどん
- 香川県:打ち込み汁、
讃岐うどん、しっぽくうどん、小豆島そうめん、なすそうめん - 愛媛県:
宇和島ちゃんぽん、鯛そうめん、鍋焼きうどん - 高知県:あおさうどん
- 福岡県:かしわうどん、どきどきうどん、中世うどん
- 長崎県:五島うどん、
皿うどん、島原手延べそうめん、長崎ちゃんぽん - 熊本県:
太平燕 - 大分県:だんご汁、鮑腸、やせうま
- 宮崎県:
釜揚げうどん - 鹿児島県:
鹿児島山形屋焼きそば - 沖縄県:
沖縄そば、そうみんチャンプルー - 台湾:
意麵、大麵羹、福建炒麵NEW、拉仔麵(炒麵) - 香港:
エビワンタン麺、魚腐麺、牛腩麺、燒鵝瀬粉

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