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高機能オフィスチェア「エルゴヒューマン プロ」を2ヶ月使ってみて感じたこと

以前、WORKAHOLIC(ワーカホリック)でレクチャーを受け、試座を繰り返した末に購入した高機能オフィスチェア。

高機能オフィスチェアの選び方をWORKAHOLIC(ワーカホリック)で教えてもらった

それがエルゴヒューマン プロ(Eggohuman PRO)でした。

プロ | エルゴヒューマン公式サイト
https://www.ergohuman.jp/product/ergohuman_pro.php

以下、同じくエルゴヒューマン プロを購入しようか迷っている方向けに、テレワークで約2カ月間使用した感想を中心に述べていきます。

Black Edition

私が購入したのは、もともとシルバーのアルミダイキャストフレームをブラックにしたWORKAHOLIC特注のBlack Editionです。

フレーム部のブラック塗装はさらっとした質感で上々。見た目もシルバーのポリッシュ仕上げよりシンプルなので気に入っています。

ただし通常モデルよりプラス1万円くらい高くなることに注意。ポリッシュ仕上げの通常フレームタイプも十分かっこいいと思います。

プロと無印の違い

エルゴヒューマンには「エルゴヒューマン プロ」と、プロが付かない「エルゴヒューマン」の2種類が用意されています。

違いは座面チルト機能のありなし。プロの方は座面を調節して、軽く前傾させることが可能です。背もたれを使わず前のめりになって作業する場合に使える機能かと思います。

背もたれに身を預けて長時間作業をするために購入したものなので、いまのところあまり出番はありません。

ラフや絵コンテを書くときなど、前かがみになって手書き作業をするとにき役立つ機能かと思うので、いずれ試したいと思います。

もうひとつプロだけの仕様として、オットマンのあり/なしも選べます。

オットマンは普段は格納しておき、使用時に引き出す仕組みです。個人的には働くため以外の機能は必要ないかと考え、オットマンなしタイプを選びました。

メッシュ vs クッション

この製品は座面および背もたれの素材として、メッシュとモールドクッションのどちらかが選べます。

私はメッシュのKM1(黒)を選びました。適度な沈み込みと包まれ感が気持ちよいのはWORKAHOLICで経験済み。また、4月から2か月使ってムレにくいことも実感しています。

滑りにくいのもメッシュの特徴のひとつ。自分のメインの部屋着であるユニクロのストレッチパンツでもお尻が滑らず快適です。

ランバーサポート

最も特徴的なのは独立式のランバーサポートでしょう。ランバーサポートは腰上の背骨を軽く前に突き出して、背骨全体をS字カーブに落ち着かせるためのもの。近年ではゲーミングチェアでよく知られた機構になりました。

このランバーサポートが良くできていて、例えばものを取るため前に手を伸ばしたりしてS字カーブが崩れるときも、ランバーサポートが軽く後ろに引っ込むため、腰にそれほど強い負荷がかかりません。それでいて姿勢を戻すとランバーサポートが復元しようとし、元のS字カーブへと誘導してくれます。

上下に動かせるところも有能。しっくりくる位置を追い込めるので、ランバーサポートの位置が合わなくて…ということは少ないと思います。

背もたれ

背もたれは段階的にリクライニングするのではなく、後ろに重さを乗せた分だけ倒れるタイプです。

レバーを手前に引けばロックが外れてリクラインニング。レバー横のクランクで、倒れるまでの反発力を調整できます。反発力を強くすると倒れにくくなり、ゆるくすれば倒れやすくなる仕組みです。

うまく調整出来ると気持ちよく伸びをしながら仰向けに倒れることができ、気分転換にとてもいい。このタイプの椅子を使ったことがなかったので、最初は感激しました。レバーの操作性が良いのもポイントでしょう。

リクライニングなしのとき、この椅子は若干後継姿勢になります。座面の前後と合わせて、どのくらい後傾させるかを調整可能です。

ちなみに座面の前後移動量はかなりのもの。こまかく調整できるので、座面の高さの調整と合わせてかなり追い込める印象です。

アームレスト

左右それぞれの高さ・角度の他に、前後方向・左右方向(外側←→内側)への調整が可能。肘を置くポジションをかなり細かく探れます。

ただし角度と横方向はしっかりロックできず、いつの間にか動いてズレていることがあります。安全対策なのかもしれませんが、もう少し固くても困らないのではと思います。

あと、表面素材がしなやかでサラッとしていて、適度に沈み込むため長時間肘を置いても苦にならない。こういうところもよくできていると思います。

ヘッドレスト

購入前はなくてもいいかなと思っていたヘッドレスト。私の場合、極端な後傾姿勢を取らない限り、ヘッドレストに頭が触れることはありません。

とはいえリクライニングとの相性がとても良く、背もたれを倒したときにしっくりくる感じです。将来的にいまより後傾姿勢で仕事をするようになることがあれば、そのとき役立つかもしれません。ちなみに高さと角度を変えられます。

キャスター

重さが28.5kgもあるため、上半身を軽く動かしたくらいで動いてしまうことはありません。むしろ座ったままキャスターで微調整するのは無理だと覚悟していました。

が、意外とスムーズに動かせます。床面によって変わるのでしょうが、自分の環境(カーペット)ではそれほど労せず動かせます。重いのは間違いありませんが。

2か月使ってみて

高い買い物だったので最初は若干不安でしたが、いまはもう仕事で他の椅子には座りたくないほどの気分です。背もたれ・ランバーサポート、座面・アームレストのすべてが組み合わさり、心地よく作業するためのアシストをしてくれている感じです。

WORKAHOLICで事前に試せたのも良かったのでしょう。この手の椅子は自分に合うかがすべてだと、つくづく思います。

少なくとも、2年間頑張ってくれたゲーミング座椅子よりは快適です。座椅子はやっぱり長時間の作業に向いてなかったんだなあと思った次第です。

テレワークになって買ったもの(1)

ゲーミング座椅子は今後、リビングでの動画視聴やゲームをする際に活躍することでしょう。

ちなみに、エルゴヒューマン プロでゲームをプレイすることもあります。リクライニング機能を使用しての長時間プレイはなかなか快適で、集中力が続く気がします。だからといって上手くなるわけではありませんが。いや、仕事しようよ。

このままだと定年までテレワークがあと10年後強続き、その後も何かしらのデスクワークを続けることが予想されます。腰痛・肩こりとは無縁な人生でしたが、今後はどうなるかわかりません。それを思うと良いものに投資したと思います。

まあだからといって仕事の質が上がったかというと……正直疑問の余地がありますが。購入費用を取り戻すためにも、しっかり仕事しますね。

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