カシオの電子ピアノ「Privia PX-S1100」を購入して約一年が経ちました。
自分にはもったいないほど良くできた電子ピアノで大変気に入っています。
このPX-S1100を大学生時代に使っていた折り畳み式のキーボードスタンドに載せていたのですが、このスタンドは剛性がいまいち。比較的重いキーボードを載せるとグラグラして弾くたびに揺れて不快だったりします。携帯性重視の製品なので仕方がないのですが……
そこで本体の左側面と譜面立てを部屋の壁にくっつけることで揺れを防いでいました。
これである程度の揺れを防ぐことができますが、強く弾くとやはりグラグラします。しかも設置する場所が限られるというデメリットも。
というわけで、PX-1100を購入してすぐに代わりのスタンドを探しました。
第一候補はカシオ純正のスタンド「CS-68PB」。
純正だけに間違いのない選択ですが、
・(他のキーボードに)使い回せない
・高さ調節ができない
・2段積みにできない
などが気になっていました。
とはいうものの新しいキーボードを買うことは当分ないだろうし、高さ調節は椅子の「No.15」の方でやればいい。
結局約1年ののち、「純正」「専用」の安心感に惹かれてCS-68PBを購入。価格は税込15,509円でした。
届いた状態。さすがに大きい。宅配ボックスには入りませんでした。
開梱。
パーツを並べてみる。素材は金属と樹脂。木材は使用されていません。
説明書は複数言語タイプ。
組み立て自体は簡単でした。
ただしワンオペの場合、もう一人支える人がいないとここで詰まるかもしれません。高さ調節ができるNo.15があってよかった。
かまぼこ型で分厚い脚部。中空ではなく樹脂が詰まっている感じがします。金属パーツもしっかりしている印象。
30分ほどで完成しました。
PX-S1100を載せてみまると……なんかピアノぽくなった。
横から見たところ。奥行きがなさすぎてちょっと違和感が……でもこのスリムさが気に入ってPX-S1100を買ったわけで。
さすが専用設計、PX-S1100のフォルムにぴったりあっています。表面の色と質感は微妙に合っていないのですが、遠目に見る分にはわかりません。
さっそく椅子の高さを調節して弾いてみると……
さすが専用品です。私程度の弾く力だとグラつきは全くと言っていいほどありません。自分なりに荒っぽく弾いても揺れることなし。
ぐらつかないことで弾くのが上手くなるわけではありませんが、これまでより気持ちよく弾けている自分に気づきます。
Amazon.co.jpのレビューに「ルンバが脚にひっかかる」とあったのですが、うちのルンバではいまのところ問題が起きたことはありません。今後も注視していきたいと思います。
こんなに良いものなら早く買っておけばよかったと後悔。なんとなく内蔵スピーカーの音も良くなったような気がします。
価格の高さと汎用性のなさで購入まで踏み込めないPX-S1100/1000ユーザーは多いかと思います。でも個人的には導入する価値は十分あったと結論しました。