7月18日の阿字ヶ浦花火の翌日、茨城県の那珂湊(ひたちなか市)のソウルフード、那珂湊焼きそばを食べてきました。
お邪魔したのは湊公園にほど近い「喰い道楽 すみよし」。11時の開店とほぼ同時に入店したつもりでしたが、すでに2組のお客が。

歴史を感じる店内ですが、注文はタブレットから。

ここの那珂湊焼きそばですが、ソース焼きそばとしょうゆ焼きそばのどちらかを選べます。那珂湊焼きそばの基本はソース焼きそばだと思いますが、ここは意を決してしょうゆ焼きそばをオーダーしました。珍しいですよね。サイズは中(880円)を選びます。
さあ、どんな焼きそばがくるのか!と構えていたら、ソースも醤油も加えられていない白い焼きそばが来ました。これに醤油を自分でかける趣向だそうです。一周回ってこれは斬新かも。


那珂湊焼きそばの特徴は、手延べせいろ蒸しの太麺を使用していること。麺を供給しているわたなべ製麺所によると、製麺時に一般的に使用する油を最低限しか使わないため、「蒸し上がりから一気に手作業でほぐし仕上げる」のだそうです。
麺の表面の油には乾燥を防ぐ役割もあり、それがない手延べせいろ蒸し麺は乾麺のような状態で流通しており、そのため調理前に一度、茹でる必要があります。
なるほど、太さの割にしっとり、そしてもちもちしているのはそのせいなのでしょうか。

ただし炒めるときにしっかり油が使われており、ノンオイルという感じではありませんでした。
具はキャベツともやしのみというシンプルさ。そこに醤油を回しかけてみます。塩分を気にしてまずはちょっとだけ。
しょうゆ焼きそばを食べるのはおそらく初めてですが、麺を頬張ると……これは! 子どもの頃に母が作ってくれた焼きうどん?の上位バージョンといった印象。くどさがなく、太麺なのにどんどん食べ進められます。
このおいしさの中心にはもちろん太麺があるのですが、使われている醤油のさらっとした乾いた味も理由かも。実に炒め物に合う醤油だと思います。
お店の方に聞いてみると、地元の黒澤醤油が作る醤油のうち、焼きそばに合うものを選び抜きそれを使っているとか。これぞご当地麺類ですね。
次の日、今度は同じ店でソース焼きそばをいただきました。こちらは最初からソースがかかっています。でも麺の色は白っぽく薄め。

自分でかけるコショウが付いていました。

ソース焼きそばといってもソースは軽めで、屋台の焼きそばのようなくどさはありません。人によってはもっとガツンとした濃い味を期待するのかもしれませんが、自炊で薄味に慣れた私にはちょうど良かったです。

このお店の焼きそばですが、最初はこのソース焼きそばだけだったとのこと。その後しょうゆ焼きそばが追加され、いまの2ライン制になったそうです。
個人的にはしょうゆ焼きそばのインパクトが強烈でした。食べ応えある太麺によく合う醤油と、絶妙な炒め加減にプロの技を感じた次第。自分で醤油をかけるスタイルもいいですね。黒澤醤油をネットで買って自宅でも作ってみるかな。

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